困ったときの漢方!
2018.10.28更新
腹痛や頭痛、かゆみなどのわかりやすい症状ではなく
何となくだるい、朝起きるのに時間がかかる、疲れやすい、
疲れが取れない、何となく胃が重い、食欲がない、理由が思い当たらないのに
イライラしたり、急に何事にも不安に思い、眠れなくなったりする症状を
不定愁訴(ふていしゅうそ)と言います。
不定愁訴に対して漢方で治療する事が多々あります。
元気がない、疲れやすい方には補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を1ー3カ月
内服してもらうと風邪をひきにくくなり食欲も少しずつ出てくる場合があります。
特に胃もたれを強く感じる方には、六君子湯(りっくんしとう)のほうが効果があるかもしれません。
イライラや頭痛には加味逍遥散(かみしょうようさん)や抑肝散(よくかんさん)などがよく効きます。
理由のない不安感や不眠には加味帰脾湯(かみひきとう)や柴朴湯(さいぼくとう)が効果があります。
効果に個人差はありますがこれらの漢方は、比較的患者さんに効果の程を感じてもらえるので
私も頻回に処方します。内服期間の目安としては3-6カ月ほどで、あまりだらだらと2年も3年も内服の
必要はありません。
年々体調は変化していくものなので、その時にあらわれた症状に応じて内服して行くのがよいと考えられます。
女性は漢方に興味がある方が多いです。心も体も元気であれば無理して内服する必要がありませんが
「困った時の漢方!」かもしれません。
☆港区で婦人科をお探しの方は浜松町大門レディースクリニックまで。
港区浜松町2-2-15、浜松町ゼネラルビル8階
03-6403-4105
平日 11:00-19:30 お昼休み15:00-16:00
土曜日11:00-16:00 お昼休みなし
日曜日、祝日 休診
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悩める女性はHRT
2018.10.09更新
女性は50歳前後で急激に体内のエストロゲンが低下し、
更年期症状があらわれ閉経に近づきます。
エストロゲンの低下が悪玉コレステロールの値を上昇させ
心筋梗塞や脳卒中の発症リスクとなります。
又、エストロゲン値の低下により血液内の中性脂肪も上昇し
「中年太り」的な要素となります。
食事内容や運動などによる生活習慣改善が必要となりますが
なかなか実行するのは困難と思われます。
脂質代謝異常の他にも、エストロゲン低下により様々な
症状があらわれます。
これを更年期症状といいます。
のぼせ(ホットフラッシュ)や動悸、めまいなど主症状にあります。
婦人科的治療の1つにホルモン補充療法(HRT)があり治療により
症状が緩和されます。
私生活や仕事に差し支えるような辛い症状が出始めたら迷わず
婦人科を受診し、症状改善に向けて相談すると良いでしょう。
HRT以外にも漢方治療やサプリメントもおすすめします。
更年期症状やそれに関する対処法としてネットだけの情報では
理解しにくく不十分です。
直接婦人科に足を運んでみましょう!
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