クリニックブログ

小柴胡湯加桔梗石膏(しょうさいことうかききょうせっこう)

2019.07.01更新

最近は変わり目で風邪をひかれている方が少なくありません。

ひとつ漢方のご紹介をしたいと思います。

 

扁桃炎など喉の周囲に腫れて痛むような症状であったり微熱が出て食欲が落ちた時に

1週間程度集中して服用すると効果のある漢方です。

症状が強い時や慢性的になかなか症状が治まらない時にも服用をおすすめします。

 

どのような生薬が入っているかというと胃腸の動きを促すショウキョウとハンゲ、

熱感を冷ますサイコとオウゴンとセッコウ

胃腸機能を高めるニンジンとカンゾウとタイソウ

排痰を促す、排膿を促すキキョウという構成になっています。

 

頑固なのどの痛みやそれによって食欲がないときは是非1度試していただきたいです。

 

☆港区で婦人科をお探しの方は浜松町大門レディースクリニックまで。

 東京都港区浜松町2-2-15、浜松町ゼネラルビル8階
 03-6403-4105

平日 11:00-19:30 お昼休み15:00-16:00
土曜日11:00-16:00 お昼休みなし
日曜日、祝日 休診

投稿者: 浜松町大門レディースクリニック

生理痛は痛くない!?

2019.06.23更新

3人に1人の女性が生理中に、鎮痛剤を必要としています。

実は生理はそれほど痛くないのが正常です。

鎮痛剤を服用しても生理痛がおさまらない場合は

子宮内膜症や子宮筋腫などの病気がある可能性があります。

生理痛のある女性の約25%に子宮内膜症を認められると言われています。

 

子宮内膜症とは子宮内膜組織に似た組織が子宮以外の部位で発生し発育する病気です。

この子宮内膜組織は生理時に経血が腹腔内に逆流することをきっかけにして発生し

生理があるそのたびに進行していき子宮内膜症になっていきます。

子宮内膜症は進行すると生理痛だけではなく、生理時以外の時にでも排便通、肛門周囲のひきつれや

痛み、性交痛といった症状が起こります。

不妊症につながる場合もあります。

生理痛を放置せずに、自分自身の体がどういう状態なのか把握していくことが大切です。

そのためにも機会があれば婦人科で診察を受け、必要があれば適切な治療を受けることをお勧めします。

 

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困ったときの漢方!

2018.10.28更新

腹痛や頭痛、かゆみなどのわかりやすい症状ではなく
何となくだるい、朝起きるのに時間がかかる、疲れやすい、
疲れが取れない、何となく胃が重い、食欲がない、理由が思い当たらないのに
イライラしたり、急に何事にも不安に思い、眠れなくなったりする症状を
不定愁訴(ふていしゅうそ)と言います。
不定愁訴に対して漢方で治療する事が多々あります。

元気がない、疲れやすい方には補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を1ー3カ月
内服してもらうと風邪をひきにくくなり食欲も少しずつ出てくる場合があります。

特に胃もたれを強く感じる方には、六君子湯(りっくんしとう)のほうが効果があるかもしれません。
イライラや頭痛には加味逍遥散(かみしょうようさん)や抑肝散(よくかんさん)などがよく効きます。

理由のない不安感や不眠には加味帰脾湯(かみひきとう)や柴朴湯(さいぼくとう)が効果があります。
効果に個人差はありますがこれらの漢方は、比較的患者さんに効果の程を感じてもらえるので
私も頻回に処方します。内服期間の目安としては3-6カ月ほどで、あまりだらだらと2年も3年も内服の
必要はありません。
年々体調は変化していくものなので、その時にあらわれた症状に応じて内服して行くのがよいと考えられます。

女性は漢方に興味がある方が多いです。心も体も元気であれば無理して内服する必要がありませんが
「困った時の漢方!」かもしれません。

 

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悩める女性はHRT

2018.10.09更新

女性は50歳前後で急激に体内のエストロゲンが低下し、
更年期症状があらわれ閉経に近づきます。
エストロゲンの低下が悪玉コレステロールの値を上昇させ
心筋梗塞や脳卒中の発症リスクとなります。
又、エストロゲン値の低下により血液内の中性脂肪も上昇し
「中年太り」的な要素となります。

食事内容や運動などによる生活習慣改善が必要となりますが
なかなか実行するのは困難と思われます。
脂質代謝異常の他にも、エストロゲン低下により様々な
症状があらわれます。
これを更年期症状といいます。
のぼせ(ホットフラッシュ)や動悸、めまいなど主症状にあります。
婦人科的治療の1つにホルモン補充療法(HRT)があり治療により
症状が緩和されます。
私生活や仕事に差し支えるような辛い症状が出始めたら迷わず
婦人科を受診し、症状改善に向けて相談すると良いでしょう。
HRT以外にも漢方治療やサプリメントもおすすめします。
更年期症状やそれに関する対処法としてネットだけの情報では
理解しにくく不十分です。
直接婦人科に足を運んでみましょう!

投稿者: 浜松町大門レディースクリニック

子宮頸がんと体がん

2018.05.16更新

子宮に発生するがんは主に2種類あり、子宮頸部(子宮の入り口)にできるがんと、

赤ちゃんが宿る部分の子宮体部にできる子宮性がんです。

子宮頸がんは若い女性に発症しやすく、初期には全くがん症状は認められません。

特に症状がなくても、20歳を過ぎたら年に一回検診を受けることをお勧めします。

浸潤がんではなく極めて早期のがんである上皮内がんであればほぼ完治できます。

子宮頸部の表面から綿棒でぬぐって細胞を採取し(痛みはありません!)検査します。

時間は1分もかかりません。

症状がないから受けなくても大丈夫と思わず、しっかり毎年ご自身のお誕生日にでも

受けるようにしてください。

 

子宮体がんは若い女性に発生することは比較的少なく、閉経前後の40代後半から60代までに多いです。

細いブラシのような器具で子宮内膜の細胞を少し採取しますので特に未産婦の方はチクッとした痛みを

感じる場合があります。

体がんの主なリスク因子として一般的に言われていることは、

・閉経が遅い

・前がん病変が指摘されている

・月経不順や不妊症など女性ホルモン異常をきたしている

・肥満

・糖尿病

・出産経験がない 

などです。

ただし、この中に必ずしも当てはまる方が体がんになるかというとそうでもなく

当てはまらない方でも体がんになりえますので、検診を受けていただいたり、時々婦人科を

受診していただければと思います。

投稿者: 浜松町大門レディースクリニック

切迫早産

2018.03.21更新

切迫早産とは、妊娠22週以降で早産になりそうな徴候はあるものの安静や治療により、

それを防止できる可能性がある場合のことをいいます。

症状としてはお腹や腰の痛みや腹緊(強いハリ)又は不正出血などがあります。

原因としては、膣から細菌が入ることによって子宮頸管や子宮内で炎症がおこることがあり、

その炎症によって子宮収縮がおこります。

又、子宮の入り口が柔らかく自然に広がってしまう頸管無力症という状態や多胎妊娠

(双子や三つ子など)、子宮筋腫なども原因となります。

 

切迫早産と診断されたらまず、安静が治療の基本となります。

症状と内診所見により自宅安静又は入院安静となります。

それと共に、子宮収縮を抑える薬が必要な場合には内服や入院中の場合は点滴となります。

自宅安静について具体的に説明しますと、掃除・洗濯を短時間にして毎日することは

控えましょう。

料理は座って調理するよう心がけて、後片付けはパパに協力してもらいます。

入浴はシャワーで簡単にすませるといいです。

 

普段動ける人が安静にするのはなかなか辛いものがありますが、元気な赤ちゃんを

生むことを目標に頑張ってくださいね。

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切迫早産

2018.03.21更新

妊娠22週以降で早産になりそうな徴候はあるものの安静や治療により、それを防止できる

可能性がある場合のことをいいます。

切迫早産の症状としてはお腹や腰の痛みや腹緊(強いハリ)又は不正出血などがあります。

原因としては、膣から細菌が入ることによって子宮頸管や子宮内で炎症がおこることがあり、

その炎症によって子宮収縮がおこります。

又、子宮の入り口が柔らかく自然に広がってしまう頸管無力症という状態や多胎妊娠

(双子や三つ子など)、子宮筋腫なども原因となります。

 

切迫早産と診断されたらまず、安静が治療の基本となります。

症状と内診所見により自宅安静又は入院安静となります。

それと共に、子宮収縮を抑える薬が必要な場合には内服や入院中の場合は点滴となります。

自宅安静について具体的に説明しますと、掃除・洗濯を短時間にして毎日することは

控えましょう。

料理は座って調理するよう心がけて、後片付けはパパに協力してもらいます。

入浴はシャワーで簡単にすませるといいです。

 

普段動ける人が安静にするのはなかなか辛いものがありますが、元気な赤ちゃんを

生むことを目標に頑張ってくださいね。

投稿者: 浜松町大門レディースクリニック

花粉症

2018.02.20更新

日本ではヒノキ科に属するスギとヒノキを原因花粉とするスギ花粉症が圧倒的に多いです。スギは2月~4月、ヒノキは4月~5月、イネ科6月~10月、

ブタクサ、ヨモギなどのキク科は8月~10月に飛散します。

花粉症はアレルギー性鼻炎とアレルギー性結膜炎を主とする抗原であるスギ花粉がないと発症しないⅠ型アレルギーの典型的な疾患であります。

他には皮膚のアレルギー症状や全身症状が出現します。

症状は多様であり、くしゃみ鼻汁・鼻閉・眼のかゆみや頭痛・微熱・倦怠感などの全身症状が生じます。

花粉症に合併する疾患は喘息・アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患が多いが、特に近年注目されている合併症に口腔アレルギー症候群があります。

食物アレルギーの一種で果物や野菜などを摂取した時に生じる口腔内に現局したかゆみ・腫脹を示す症候群です。

花粉症のおよそ10%に合併し、リンゴ・モモ・メロン・パイナップル・トマトなどが発症要因としてあげられます。

 

アレルギー疾患治療ガイドラインには、花粉症の症状発現の予防として抗原回避の重要性が述べられています。

1、花粉症情報に注意する。また飛散の多いときは

2、外出を控える

3、窓や戸を閉めておく

4、外出時マスク・メガネを使う

5、帰宅したら洗顔・うがいをし、鼻をかむ

などです。

 

今年も花粉症をがんばって乗り切りましょうね。

 

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漢方

2018.02.07更新

漢方のひとつに十味敗毒湯がありますが、あまり聞きなれない漢方かと思います。

意外と万能なのでご紹介します。

 

排膿解毒作用がありますので、炎症・化膿傾向のある症状に対して用いられています。

特にニキビで悩んでいる方に適しています。

低用量ピルも効果がありますが、ピルに抵抗がある方にはこの漢方を試していただきたいです。

また授乳中で乳腺炎を繰り返している方は乳房マッサージや抗生剤に加えてこの漢方を内服することにより

再発防止へと考えられています。

保険適用がありますので医療機関で相談してみてください。

 

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女性の半数以上は冷え性

2018.02.01更新

寒い日が続きますね。

手足や体幹が冷えることにより、肩こり・倦怠感・むくみ・月経痛・下痢など発症しやすくなります。
入浴や食生活(あたためる食品:ねぎ・にら・しょうが・リンゴ・梅・栗・さんま・あじ)などの生活習慣の見直しに
加えて漢方治療(当帰四逆加呉茱萸生姜湯・温経湯・加味逍遥散)も少なからず効果あるので漢方に興味がある方は医療機関で
相談してみてください。

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婦人科以外でのお悩みでも大丈夫なので、少しでも気になることがありましたら、お気軽にお越しください。

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